おしゃれなのに手づくりの温かみが溢れる「イギリス菓子」。クラシカルな洋菓子は、洋物の磁器に盛りつける方が多いのではないでしょうか。でも実は、日本の作家さんがつくるうつわとも相性抜群なのです。
今回は、Table Timesがセレクトしたうつわに、「Saeno Sweets」の焼き菓子をのせたコーディネートをご紹介します。店主さえのさんの「イギリス菓子への愛」に溢れたスイーツに合わせたのは、幅広い技法やデザインで、和洋のお菓子を問わず合わせやすいのが魅力の日本全国のうつわ作家さんの作品です。
ぜひ、ティータイムのご参考になさってみてくださいね。
しっとりとしていて、表面はさっくりした食感が楽しいクラシックスコーン。ジャムやクロテッドクリームがなくてもそのままで美味しい一品です。合わせたのは、可愛らしいスコーンにぴったりの和田由記子さんの繊細な模様が美しいうつわ。こちらは福岡県の人気店、ぶどうのたねで手に入れました。和田さんの作品はヨーロッパで出会ったアンティークから着想を得ているそう。イギリスの伝統的なクリームティーのうつわにぴったりです。
■和田由記子さんのInstagram:https://www.instagram.com/yuk5714/
■ぶどうのたねInstagram:https://www.instagram.com/budounotane.gallery.utsuwa/
バター感とサクサクした食感、そして甘すぎない。食べ出したら止まらなくなる、ほんのり塩味がアクセントになったショートブレッド。合わせたのは、みかん灰釉のツヤのある薄グリーン色が印象的な鈴木隆さんのうつわです。リムの外側のざらっとした質感が、イギリス焼き菓子のニュアンスと溶け合い素敵なコラボレーションになりました。
■鈴木隆さんのInstagram:https://www.instagram.com/kobo_daidai/
■神楽坂ゆうらくInstagram:https://www.instagram.com/kagurazakauluck/
【Table Times】神楽坂ゆうらく詳細ページ
チョコレートと胡桃、そしてビスケットとマシュマロの食感の違いが楽しい、目にするだけでワクワクするようなロッキーロード。子供から大人まで楽しめる、見た目も華やかなお菓子です。こちらに合わせたのは、阿部春弥さんのツヤがあって黒に近い色のオーバル皿。個性的な外観を余裕で受け止めてくれる大人顔な佇まいが魅力です。
■阿部春弥さんのInstagram:https://www.instagram.com/abe_haruya/
■うつわ千鳥Instagram:https://www.instagram.com/utsuwa.chidori/
【Table Times】うつわ千鳥詳細ページ
レモンの風味と酸味、そしてアイシングの食感とポピーシードの香りの調和がとても爽やかなケーキ。Saeno Sweetsのなかでも一番人気の焼き菓子です。さえのさんの夢であるtearoomは高知県で実現したいのだそう。そのため、高知県の素材を地産地消したくて香りのよい黒潮町のレモンが使われています。合わせたのは、稜花の縁がおしゃれで洋の雰囲気がある杉原万理江さんのうつわ。淡い黄緑色がレモンの美しい色合いをを引き立てています。
■杉原万理江さんのInstagram:https://www.instagram.com/maaarampa/
■和食器セレクトショップflatto(フラット) Instagram:https://www.instagram.com/flatto2014/
【Table Times】flatto詳細ページ
見た目はとても素朴なウェルシュケーキ。できたてはもちろん、冷えても美味しいシンプルな美味しさで、さえのさんもすっかりハマってしまったのだとか。レーズンが苦手な人も「レーズンの美味しさ」をわかってもらえたら…と、定番のシナモンなど入れずシンプルに仕上げられています。合わせたのは、和の雰囲気もありながら気取らないやさしい絵柄が印象的な染付の小ぶりなうつわ。繊細で可愛らしい佐藤もも子さんのうつわは、シンプルなイギリス菓子を華やかに見せてくれます。
■佐藤もも子さんのInstagram:https://www.instagram.com/satomomokonokoto/
今回、Table Timesセレクトのうつわとコラボレーションしたのは、イギリスの洋菓子を研究し製造・販売を手がける「Saeno Sweets」。イギリスに住んでいた店主さえのさんが、オーガニックチョコレートの店を経営していたホストファミリーから教わった「本場のイギリス洋菓子」を発信しています。
目標はtea room経営で、地域のアーティストや作家さんとコラボしてワークショップや展示をしたり、イギリスに限らず海外の方を呼んだりして「地域の交流の場」となる場をつくりたいのだそう。現在は、渡英の経験を生かしたこだわりイギリス菓子の不定期ポップアップ販売や通信販売を行っています。
最新情報が気になった方は、ぜひSaeno SweetsのInstagramをチェックしてみてくださいね。
Saeno Sweets店主さえのさんが、渡英しホストファミリーに学んだイギリス焼き菓子を製造・販売。ポップアップショップなどで不定期販売を行っています。
最新情報は Saeno SweetsのInstagramへ。
■Saeno Sweets Instagram:https://www.instagram.com/saeno_sweets/
Saeno Sweets ポップアップ販売情報
2022年4月16日(土)・17日(日)
板橋区ときわ台にある杜のまちやで Saeno Sweets のお菓子の販売を行います。
今回はテイクアウトのみでイートインは出来ませんのでご注意ください。また、時勢に鑑みて通販もいたしますが、ウェルシュケーキは店頭販売のみといたします。ご了承ください。
■杜のまちや
板橋区南常盤台2−4−1
公式サイト: https://www.tokiwadai-tenso.com/morinomachiya
取材協力・撮影/Saeno Sweets
執筆/NaomiSpring
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